霊芝の効能を知ろう! 古くから珍重されてきたスーパーキノコ

霊芝の効能を知ろう! 古くから珍重されてきたスーパーキノコ


「霊芝」という言葉は「聞いたことがある」という方が多いと思います。しかし、多くの人が「なんとなく体によさそう」、「漢方薬の一種?」というぼんやりとしたイメージしかなく、実際にどんなもので、どんな効果があるのかを説明できる人は少ないのではないでしょうか?

霊芝は2000年以上も前から人類に親しまれていますが、現代ではガンを抑制する働きがあることを期待され、多方面での研究が進んでいます。

そこでこのコラムでは霊芝の歴史や効能を解説し、その優秀性をまとめます。ぜひ最後まで読んで、たくさんの健康効果が期待できる霊芝を生活に取り入れることを考えてみてください。

そもそも霊芝とは?

一般に言う「霊芝」とは、マンネンタケ科に属しているマンネンタケのことです。キノコの一種ではありますが、私たちが日常的に口にするシイタケやマイタケなどとは違って、傘の部分が非常に硬く、その形状のままで煮たり焼いたりして食べるには適していません。採取したそのままでも木片のような固さがありますが、乾燥させると長期間形状を保ったまま保存できることから「マンネンタケ」という名前が付いたそうです。

かつてはサルノコシカケ科に分類されていたこともあり、現在もサルノコシカケと混同している人もいますが、サルノコシカケ科のキノコが2年以上かかって成長するのに対して、霊芝は1年で成長が完了します。

生息の仕方も異なり、サルノコシカケは木に生えますが、霊芝は土に生息します。

霊芝はいつごろから存在する?

霊芝は2000年も前の、中国でも最も古いと言われる書物、「神農本草経」に登場しています。その中では副作用(毒)が無い「命を養う延命の霊薬」として紹介されていますから、2000年前からその効果が既に知られていたことになります。

この書物には薬草を「上薬」、「中薬」、「下薬」に分けており、霊芝は日常的に飲んで健康を促進する「上薬」に分類されています。

霊芝はその希少性もあって、一般の人にはなかなか流通せず、一部の位の高い人だけが飲んでいた時代が長かったようです。

日本でも奈良時代の「日本書紀」(720年)や、平安時代の「本草和名」(918年)にも紹介されています。

その後も薬用として重用されていましたが、1960年代になってようやく中国で科学的に研究され始めました。それから数年した1971年、日本の京都大学の食料科学研究所で人工栽培が成功し、一般への流通が始まります。収穫も可能になったことで研究もさらに進んでいます。

1997年には霊芝国際学会が日本で開かれ、世界に向けてエイズやアルツハイマーへの有効性が発表されています。

霊芝には種類がある?

霊芝には数多くの種類があります。中国では古くは6種類に分類され、紫、黄、白、青、黒、赤と色合いによって区分されています。産地などの違いから、霊芝、半霊芝、鹿角霊芝などに分ける方法もあります。

国産品は三重県、長野県、岐阜県などで見られますが、天然の霊芝は見つけることが難しいので、人口栽培がほとんどです。

また、天然のものと栽培品の違いもあります。霊芝は一年で成熟する性質があり、収穫に適した時期が限られていますが、天然ものは非常に見つけにくく、実際にその収穫時期に取れたものはほんのわずかです。収穫時期を過ぎると風雨で成分が失われることもあるので、栽培品の方が欲しい効果がしっかり得られる可能性が高いと言われています。

霊芝ってどんな効果がある?

霊芝には、免疫力を高めることで有名なβ-グルカンを始めとして、トリテルベン、アミノ酸、カルシウム、ミネラルが含まれており、以下のような効果があると言われています。

  • 鎮痛効果、また中枢神経の興奮を鎮める効果
  • 血液の凝固を押さえることから、血栓が出来るのを防ぎ、脳梗塞などのリスクを低減させる効果
  • 血圧を安定させつつ、拡張期血圧を下げる効果
  • 中性脂肪や悪玉コレステロールを押さえ、高脂血症、動脈硬化を防ぐ効果
  • 血糖値を下げる効果
  • 免疫力を高める効果
  • NK細胞を活性化させ、ガンなどを抑制する効果
  • 炎症を押さえ、アレルギーを改善する効果
  • 不眠症の改善
  • 気管支喘息など呼吸系の疾患の予防効果

まとめ

霊芝の歴史や効能についてまとめました。霊芝は2000年も昔から効果を知られながらも、その貴重さからあまり庶民が利用できるものではありませんでしたが、近年になって栽培が可能となったことで研究も進み、私たちが口にすることができるようになった歴史が伺えます。

効能としても非常に多いと言われる霊芝を、「吉井菌学研究所」はさらに健康的に摂取する方法はないかと、模索してきました。霊芝は木質状で非常に硬いため、刻んで煎じるという方法が古来より使われてきましたが、私たち「吉井菌学研究所」は霊芝を菌糸の状態で使用するという方法を取ったことで加工を容易にしました。

さらに、さまざまな効能を持つ「冬虫夏草」と「椎茸」を加え、粉末にして飲みやすくしたものを、皆さまにお届けしています。商品によって冷え性や滋養強壮など適したものがありますので、健康促進を考える方はぜひ「吉井菌学研究所」にご相談ください。