菌学新聞 2023年2月号!

 

2月になりました。今年は特に寒く感じますが、先日の大雪の日は20㎝ほど積り、近隣は通行止めになりました。一面の雪景色は久しぶりでしたが、あまりの寒さに凍えるほど。カイロを貼ったり、湯たんぽで足元を温めながら仕事をいたしました⛄基本的には温暖な気候の大分県では、やはり雪に慣れていないため場所によっては大渋滞だったようです。

人間には厳しい冬の寒さですが、寒ければ寒いほど元気になるのがキノコ菌。寒くて乾燥した空気になってくると、完全に温度湿度管理されたお部屋にもかかわらず、どういうわけか立派な菌糸が育ってきます。四季を感じているのでしょうか。ヒマラヤ山脈で育った冬虫夏草は特に元気に発育しています。ところで、シイタケと霊芝、そして冬虫夏草に味の違いがあるのはご存じでしょうか。同じ玄米に培養しているのですが、菌糸体が違えば味が変わるのです。最も甘く香しいのは冬虫夏草。少し苦味と酸味を感じるのがシイタケ。苦さと甘みのハーモニーは霊芝です。最終的な工程では、工場中から煎餅のような香ばしさが薫ります。豊後高田市にお越しの際はぜひお立ち寄りください(^^♪