菌学新聞10月号公開しました!

10月になりました。大きな台風は今のところ1回来ましたが、その後は比較的穏やかに秋が深まっています。近所の田んぼでは稲刈りも進み、いよいよ冬支度のスタートです。

豊後高田市は大変美しい渓谷に囲まれ、紅葉が艶やかに山々を彩っています。コロナ禍ですが、観光客も多く大変にぎわってまいりました。お近くにお越しのさいは吉井菌学研究所までぜひお立ち寄りください。

寒くなるといよいよ仕込みの季節です。吉井菌学研究所では毎年JASマーク取得付きのオーガニック米を調達し、それに培養した菌糸をさらに培養しています。おいしいお米はキノコ菌もわかるのでしょう。育ちが良いのです。そして今年は若干例年より寒いので、菌にとって快適に成長できるのです。菌はもともとヒマラヤ山脈の奥地ですくすくと育っていました。乾燥した極寒の山中です。その時の環境に人工的に近づけると、悪い菌(カビなど)は育つことができませんが、冬虫夏草などの菌糸は特に活発に成長を始めます。生命の神秘です。朝晩の寒暖の差が激しい日が続きます。皆様も体調にお気をつけてお過ごしください(^^♪