菌学新聞9月号を掲載しました!

9月となりました。9月6日~9月7日にかけて、九州では過去最大級の台風が参りました。被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。豊後高田市では、かなりの強風が吹きました。木の枝が落ちて道をふさぐなどありましたが、それ以外は大きな被害もなく、通常営業を行っています。

台風が過ぎていくたびに少しずつ涼しくなり、そして冬を迎えますが、今年は特に暑く、また雨も多かったためお野菜の育ちが芳しくありませんでした。

さて、これからの季節は、お米が収穫されます。吉井菌学研究所では早めにお米の仕入予約を行っており、JASマーク取得済みの有機玄米を毎年確保しております。昨年も実は異常気象であり、お米の確保に四苦八苦しました。お米を購入した後は大型冷蔵庫にて大切に保管、そして培養していきます。培養は、一気にたくさん行うのではなく、少量ずつ「菌」が最も快適に過ごせる環境で行っていきます。

お米も毎年気候や天候によって状態が異なります。例えば粒が小さい年もあれば、粘りが強い年、甘みが強い年などです。その年により、研究室で最も菌がよく育つ培養方法(温度や湿度や時間)を微調整しています!